LANCIA DELTA INTEGRALE EvoluzioneU 

 

デルタのキーはこんなのです。キーは2種類あって右のものがドア用、左のものがエンジンや燃料キャップ用です。ずいぶん昔の車にもかかわらず、キーの複製が困難なキーを使っています。逆にエンジンキーは申し訳程度のカギです。
燃料キャップ開けるにもコツがあって、エンジンキーを差し込んで捻ったまま引っこ抜くというのが正しいのですが、初めて立ち寄ったスタンドなどでは必ずむちゃくちゃしてくれるので注意と説明が必要です(ドアキーを強引に差し込む、ボディの鉄板がへこむほどグイグイ押し引きする、キーを折らんばかりに廻すなどは日常茶飯事、やめてくれー)

足元のペダルは狭そうに見えますが思ったよりは使いよいです。ペダルの配置は国産車ではまず考えられない配置で、クラッチとブレーキがハの字になっています。アクセルは逆にブレーキに寄っています。
ペダルのゴムはクラッチ、ブレーキとも同じ形で合理的です。しかも減ったらひっくり返して使えます。クラッチとブレーキで入れ替えれば4面使えるということです。



   
運転席全体

インパネにメーターは8個も付いています。スピードメーターとタコメーターの間に小さいメーターが配置されているのはイタ車ではよく見られます。4個の小メーターはブースト計、電圧計、燃料計、水温計です。センター側の2個は油温と油圧です。ちなみに圧力の単位はBARです。
スピードメーターとタコメーターはエンジンを切っても0にはなりません。イタ車はそんなもんらしいです。しかしテスターをちゃんと通るのだからそこそこ合っているとは思います。車検の基準では40km/hの時に合っていれば通ってしまいます。



カーステレオはソニー製ですが年式によってはリコールがあるくらいで、うちのものも壊れました。リコール対象車でなかったので修理代が高かったです。

カーステレオの下はスイッチ類と空調ですが、空調は気休め程度のものです。あてにすると腹を立てなければなりませんが、こんなもんだと割り切れば気にはなりません。レバーなども触ると壊れそうなので慎重に動かします。しかしながら国産車のようにポキッと折れてしまうということはあまりありません。外れるとか曲がるという感じなので壊れても元に戻せます。
中央のスイッチ列の一番右にあるダイヤルはメーターパネル照度調節です。
雪のマークが付いている丸いスイッチはエアコンで、吹き出し口切り替えにはフロアだけというポジションはありません。フロアだけ出したい時は上の吹き出し口をレバーで閉じろということのようです。このレバーが無理に力を入れると外れます。
右の写真でエアコン吹き出し口の横にあるのはドアミラーの調整レバーです。あまりさわるとボキッと行きそうな感じなので慎重に動かすのはお約束です。



うちのデルタはハンドルとシフトブーツ、シフトレバーが交換してあります。クイックシフトを入れたら操作力が変わってコツがいるようになりました。初めての人に運転させるとギヤ鳴りをやってくれるので注意が必要になっています。
シフトブーツはイソッタレーシングですが、メッキだったのでサンドペーパー掛けした後つや消しブラック塗装しています。質感がいいので気に入ってます。ノーマルは破れていたのですが、新品を1個買ってあります。
ハンドルはモモのベローチェレーシング35ですが、ノーマルではモモコルセです。ホーンボタンはランチアのマーク入りですがホーンのマークが無いので車検の時はシール貼ります。


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