チュードルと言うと昔の人と知れる時代となった。
かつてチュードルと言うと正式輸入がされていなかった時代が長くて、並行輸入で細々と流通されて
いる状態が続いていた。しかし2018年から、正規輸入が再開されることになった。
これは2019年に開催されたラグビーのワールドカップ日本大会において、オフィシャル・タイムキーパ
ーを務めることとなったため、日本においてはロレックスのまがいものの様な扱いを受けていたチュード
ルというブランドを装いもあらたに「チューダー」として世界水準の認知度に押し上げようという思惑もあ
ったのだろう。
いずれにしても昔からのチュードル使いとしては、チューダーと呼び方が変わったとしても、歓迎すべき
話ではあった。
近年では独自のデザインであったりスポーツ性を打ち出したり、独自ブランドとして定着してきたようだ。
これによりブランドとしての人気も上昇。ネットでの人気度も5本の指に入るまでになった。
しかしながら、人気が高くなると同時にコロナの巣ごもり需要などもあり価格の高騰に拍車が掛かってい
る状況となってしまった。

さて、このチューダー、ブラックベイクロノ、かつてのモンテカルロというモデルをリバイバルした、ヘリテイ
ジクロノを進化させたものと言えるだろう。
ムーブメントについてもブライトリングと新規共同開発したというクロノメーターの機械であり、200m防水
でもありまたデザインもロレックスデイトナにも劣らない秀逸なデザインで、ある意味デイトナよりすごい
時計なんですね。

このブラックベイクロノ、購入したのは2019年で現在の価格高騰が始まる前であり、最近の相場を見る
と今買おうとしたら無理だな。クロノタイムの反省もありこの時計は長く持っていたいと思う。
最近チューダーのホームページ見てもブラックベイプロやペラゴスなど魅力的なモデルがある。
なくなったり高騰する前に欲しいなと思うことしきり。
(23/04/30)

       

       

チューダー ブラックベイ クロノ
型番 Ref.79350
機械 マニュファクチュールキャリバー MT5813(COSC) 41石 28800振動/h(8振動/sec) 自動巻
Case SS(SUS)
Dial  ブラック
Index ドット
Brecelet 72060

このチューダークロノグラフ機能を持つロレックスでの「デイトナ」に相当するモデル(但し
小ダイヤルは2)。カレンダーが付いていてデイトナより実用性が高い。
ケースは表記こそ無いがオイスターケースで、ネジ込みリューズも採用されている。
このケースはかつてのクロノタイム並の「カマボコ」ケースでずしりと重い。
200m防水でクロノメーターというチューダーらしいスポーツ性の高いモデル。
風防はサファイアガラスで、キズに強い。
針はいわゆる「イカ針」、インデックスはドットでデイトナとの違いを主張しているようだ。
ちなみにこのバーとインデックス、夜光がむちゃ明るくてLED入ってるのかと思うくらい。
リューズはでかくて回しやすい。頭には盾でなくバラが入っている。
ブレスはハードブレスでリベット風の装飾が付いている(リベットブレスではない)。

これも二度と買えない一生ものだな。