チュードルは、ロレックスと同じような構造(というか形)をした機種が多いのだが、最近はブレスレッ
ドなど、独自の形状となったり、ロレックスマークの部品を使わなくなったりと、関連性が薄くなりつつ
あるようだ。
それなのに、新品よりもロレックスマークのある中古品の方が高いという逆転現象も発生していて、
やはりロレックスの威光は絶大なものがあるなあと思う次第だ。
実は、普段使いにと思ってこの「デイトデイ」の中古を以前購入したのだが、精度が悪かったので購
入したのと違う店へオーバーホールに出したところ、「コピー品です」という回答で、ガックリしたことが
ある。
幸いにも購入した店は返品に応じてくれたのだが、この店で再度中身を改めたところ、「ETAのムーブ
メントを使っているし本物だ」という回答だった。
まあ、精度が悪いのは事実なので、実用にならないことには時計として意味がないので結局返品し
たのだが、もしコピー品だったとすれば、デイトジャストも働いていたしETAのムーブとすれば本物と
の差がない「超精巧に作られたコピー」ということになる。
しかし、そんな精巧なコピーを「チュードル」で作って、儲けが出るのか疑問だが、時計の世界も謎が
多いものだ。
そんな訳で、ロレックスマークの中古は諦めて「チュードルマークの新品」を購入した次第。
さすがに本物新品だけあって精度は抜群で、日差2秒くらいで納得した。

この「デイトデイ」、チュードルでもマイナーな商品のためか情報が少なく(チュードルというブランド自
体情報が少ないのだが)、ロレックスのデイデイトとの関連性はよく判らない。
曜日表示などはロレックスと同じような形。ダイヤルとリュウズを交換すればほぼ完璧なコピーが作れ
るだろう。(ケースの材質は違うが)
しかしいかにロレックスが貴金属のケースとは言え、価格が10倍というのは何だかなあ、と思う。
やはりブランドというものの力はすごいものだ。
ところで、今回購入したデイトデイは新品なので5連ブレスが付いていた。でもピカピカしているのが
気になっていて、ロレックスの3連ブレスに交換。
このため5mくらい離れれば、「ロレックスかな」と思わせることが出来るかもしれない。
(06/09/03)

       

チュードル プリンスデイト+デイ
型番 Ref.76200
機械 ETA Cal.2834-2 25石 28800振動/h(8振動/sec) 自動巻
Case SS(SUS)
Dial  シルバー
Index バー
FlashFit  630
Brecelet 62480(社外3連ブレスに交換)

このチュードルは曜日表示もあるロレックスでの「デイデイト」に相当するモデル(ただし
ケースはSS)。実用性の高いモデルだと思う。
ケースは表記こそ無くなったが本物のオイスターケースで、ネジ込みリューズも採用さ
れている。
ロレックスで言う「パーペチュアル」に代わる「プリンス」の表記は自動巻であることを示
している。
風防は昔はプラだったが現在はロレックスとも同等のサファイアガラスで、キズに強い。
ムーブメントはETA2824-2に曜日表示を追加した2834-2で、同じETAの2836-2とは兄
弟メカだと言う。いずれにしてもロレックスの10分の1の価格でほぼ同等の機能が得ら
れる、お得モデルだ。

実のところ、僕が一番よく使う時計となっている。