山野草(高山植物の部門)
高山植物のお花畑はとてもきれいで、それを楽しみに山へ登る人も多い。ただ、心ない人により
持ち去られたり折り取られたりして非常に残念。本当の高山植物というのは、平野では育たない
から高山植物なのだという事を理解できない人が多すぎる。
また、ここで紹介するように、背景が美しい山の景色だからこそ、より映えるのであって、庭や家
の中で見ても、それは本当の姿ではない。
山に咲く花は、つらい思いをして山に登り、そして花を発見したときに一番きれいに見え、感動も
大きい。
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ニッコウキスゲ | トリカブト | クルマユリ |
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イワギキョウ | ミヤマトラノオ | ナナカマド |
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イワツメクサ | クモマグサ | センジュガンピ |
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チングルマ | ヨツバシオガマ | ミヤマダイコンソウ |
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タカネヤハズハハコ | ハイマツ | ハクサンフウロ |
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ハクサンイチゲ | イワカガミ | キバナノコマノツメ |
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コガネギク | ムシトリスミレ | ハクサンシャクナゲ |
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エゾシオガマ | ゴゼンタチバナ | ウサギギク |
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コマクサ | クロユリ |
写真を押すと大きい画像が出ます。
写真の解説
1.ニッコウキスゲ
鏡平から弓折岳への稜線で発見。弓折岳をバックに撮ってみた。標高2400mくらいで撮影。
2.トリカブト
毒草として有名。北アルプスではよくある花。この花が咲くとそろそろ秋の足音が聞こえてき
そう。弓折岳標高2500m付近で撮影。
3.クルマユリ
葉っぱが放射状に付くのが特徴。ワサビ平から鏡平に向かう途中で発見。花の写真を撮ると
いう口実で、休憩を取るのと、歩くのが遅い言い訳にする。撮影地点は標高2250m付近。
4.イワギキョウ
とても小さい桔梗。この写真は乗鞍岳の標高2800m付近で撮影。約20cmで近接撮影して
やっとこの大きさ。実物は花の大きさが小指の爪くらい。
5.ミヤマトラノオ
上高地から穂高岳へ向かう途中で発見。茶花などでは良く見るトラノオも本来は山に生えてい
る。こうして山の中で見ると風景に溶け込んでいる。撮影箇所は標高1700m付近。
6.ナナカマド
涸沢で撮影。撮影地点は標高2300m付近なので、高山植物としても良いのだろう。本来、白
い花が夏に咲くが、ナナカマドが有名なのはやはり赤い実と紅葉。
7.イワツメクサ
ハコベに似ているがそれもそのはず、ハコベ属の花。日本固有種。撮影場所は奥穂高岳の岩
壁、標高約3000m付近。
8.クモマグサ
その名前は、雲が流れるような高い山に生えることにちなむ。本州の北アルプスと御嶽山だけ
に生えているという。撮影場所は奥穂高岳3000m付近
9.センジュガンピ
低山にも生えている、比較的よく知られる花。日本固有種。ナデシコの仲間。撮影場所は、奥
上高地横尾付近標高1700mくらいのところ。
10.チングルマ
高山植物を代表するような有名な花。花よりも花の終わった後の姿が特徴的で、名前の由来
にもなっている。(稚児車:子供が遊ぶ風車のこと)涸沢の標高2400m付近で撮影。
11.ヨツバシオガマ
これも高い山の花では代表的なものとして人気の高い花。これも涸沢標高2400m付近で撮
影したが、ちょっと暗くてピンぼけしてしまった。
12.ミヤマダイコンソウ
下の方の葉っぱがダイコンの葉に似ているというが、大きくなればその片鱗もない。笠新道で
撮影。
13.タカネヤハズハハコ
高山性のハハコグサ。タカネウスユキソウとも言うがウスユキソウ属ではない。笠新道で撮影。
14.ハイマツ
ハイマツは森林限界近辺によく生えている。地を這うように生えているのでハイマツと言うが、
研究によると低地に持って来た場合は這わずに上に伸びるという。蝶ヶ岳で撮影。
15.ハクサンフウロ
中高地ではよく見かける「お花畑」を代表する花。水色に近いものから赤紫のものまでいろいろ
な色をしている。笠新道で撮影。
16.ハクサンイチゲ
白くて目立つ花だが、実は白いところはがくである。白山で発見されたことからこの名があるが、
北アルプスではハクサンという名の付いたものが多い。笠新道で撮影。
17.イワカガミ
高山植物を代表するかわいい花。低い標高に生えているのは大きいが高地に生えているものは
コイワカガミと言って小振りなもの。笠新道で撮影。ちなみにアニメ版「アルプスの少女ハイジ」で
クララが初めて自分の足で歩いて摘んだ花はこの花だった。
18.キバナノコマノツメ
高山性のスミレで、黄色い花はけっこう目立つ。高山性のスミレは夏でも咲いている。笠新道で
撮影。
19.コガネギク
低地に生えるアキノキリンソウの高山型で、山登りに行けばだいたい会える高山植物ではポピ
ュラーな花。笠新道で撮影。
20.ムシトリスミレ
スミレという名は付いているが、タヌキモ科の食虫植物。葉っぱに粘液があり昆虫などを捕らえ
ると葉っぱで包み込んで消化してしまう。笠新道で撮影。
21.ハクサンシャクナゲ
これも白山の名前が付いているが、シロバナシャクナゲと呼ぶ場合もある。ハイマツのように、低
い標高に生えているものは上に伸びるが、森林限界近くに生えているものはハイマツなどに混じ
って地面を這うように生えている。蝶ヶ岳で撮影。
22.エゾシオガマ
日本固有種の花で、比較的ポピュラーなもの。生えている標高エリアも広くて、丘陵地帯でも生え
ている。笠新道で撮影。
23.ゴゼンタチバナ
山道を歩くとよく見かけるかわいい花。実は熟すと赤い。発見地の白山御前峰にちなんで名付け
られた。乗鞍岳で撮影。
24.ウサギギク
大振りの黄色い花は山のお花畑の中でもよく判別できる。名前の由来は春先に土から出てきた
2枚の葉がウサギの耳のように見えるからだという。乗鞍岳で撮影。
25.コマクサ
高山植物の女王とも形容される、薄紅色の花。蕾が馬の顔に似ているというのでこの名がある。
生育かる環境は他の植物が生育できないような砂礫地に生えるので、遠くからでもよく目立つ
花でもある。乗鞍岳で撮影。
26.クロユリ
ユリという名が付くが、ユリ属ではなく、バイモ属に属する花。花の内側に網目状の模様がある。
ユリのような良い香りでなく異臭がする。乗鞍岳畳平で撮影。