画像フェチの暗室

実のところ、このホームページには「ウソ」がある。画像フェチならある程度気が付いている
のかもしれない。
そう、ホームページを作成する上で避けては通れない暗黒の部分「フォトレタッチ」の世界に
ついて、お話しましょう。

画像をホームページに取り込む場合、一般的にはデジカメかスキャナということになる。
しかし、良く考えるとこれは「撮ったそのまま」を載せているわけだ。これを否定はしまい。た
だ、だんだんホームページの仕組みが分かってくると、

1.ホームページ容量の限界
2.画像への不満
3.他人の温かい(嫌みな)忠告
4.感動を与える写真にしたいという欲望


などにより、画像処理というダークサイドに踏み込んでしまいがちになる。

このページでは、悪質な画像フェチに騙されないよう、皆さんへメッセージを残すことにします。

上の写真を良く見てください。「逆光をうまく捉えたな」と思った方、騙されています。
本当の写真は下です。上の写真はレタッチされた画像です。
広角レンズで撮ったように見せるため、周辺光量を落としたり、日の出のように見えるように、
ツァイスレンズではほとんど発生しないフレアをわざと付け演出したり、ピンぼけを強引に修正
してピントが合っているように加工が施してあります。
このように、見るに耐えない写真もここまでイメージを変えることが出来るという例です。
しかし、知っている人が見れば、
「日の出が逆光なのに、林は順光」という不自然さに気
が付くでしょう。
良心的な画像フェチは、わざとこういう「レタッチしてありますよ」というメッセージを画像に残し
ますが、ただ撮影ミスをカバーして騙してやろうという人もいます。気を付けましょう。

次はもっと危険な例です。またしても右と左の写真は全く同じものです。
日付や、画像上不必要な人物を消し、ゴツゴツした岩の感じを強調した例です。
右の写真だけ見せられたら、普通の人なら多分気が付かないでしょう。

しかし画像フェチなら不自然なボケに気が付くでしょう。ここを完全なものにすると、悪質な
フェチということになります。

まだまだこれらは序の口です。
しかし、フォトレタッチも「フィルターワーク」みたいなもんだ、と言われれば確かに言い返すこと
はできない。しかし僕は、安易に「後でレタッチすればいいや」と思って現場で撮影する姿勢は
よくないと考えている。あくまで「現場第一主義」

フォトレタッチの世界を避けては通れない時代になってきました。。なぜ僕がこんなことをわざわ
ざ書いたのか、あなたも良く考えてみてください。

その2を見てみる