ContaxとZeissT*のこと

第59話  今更Gを買う

ツアイスイコンが発売されたというので、カメラ屋に行くが展示品すら無かった。
予約がいっぱい入っているのだそうだ。売れ行きが順調なら喜ばしいことだ。
ツアイスイコンの現物をまだ見ていないので何とも言えないが、買うにしても数がこなれて初期トラブルが終わった頃にしようと決めているので、その代わりにGシリーズを買ってしまった。ものは前から欲しいと思っていたビオゴン28mmだ。
今更なにをGシリーズなんだと言われそうだが、ツアイスイコンはあくまでツアイスイコンで、GはGの良さっていうものがあるのではないかな。
周辺光量が少ないとかの弱点だって、裏を返せば撮影主題を浮き上がらせる表現上の効果とも取れるのだし、独特の雰囲気のようなものは伝わってくる。
おまけにツアイスイコンはホロゴンがラインナップされていない。マウントをMマウントに改造すれば付くじゃないかと言われそうだが、どっこいツアイスイコンやライカではホロゴンをAEで使うことが出来ないことを知ってるのかな。
Gボディは流石にホロゴン指定ボディだけあって、ホロゴンを取り付けるとTTLから外部測光に切り替わる。よく考えられたボディだというかこの外部測光、ホロゴンにしか使わない訳で、ホロゴンを持っていなければ全く意味がない。
うーん無駄と言うか、究極の贅沢装備と言うか・・でもこんなところがいいんです。
Gは外装もチタンだし、どう考えてもツアイスイコンよりはGの方がお金がかかったボディだと思う。
中古ならG1など30000円を切ってる。ホロゴン専用にG1ボディを買うのが賢い。
でも良いものが売れない時代・・何か変だと思う。
(2005.11.10)