ContaxとZeissT*のこと

第56話  DVツアイス

何をいまさら、と言われそうだが、デジタルビデオを購入した。
というのも、今まで使っていたビデオは「液晶ビューカム」だったのだが、10年も使っていて古くなってきたし、また液晶が大画面なのは良いのだが、バッテリーの持ちが非常に悪く、メインに使用している妻が「新しいのを買おう」と言い出したのだ。
今やビデオカメラはやれ3CCDだとか、DVDだとか言っているが、DVDの録画時間あたり単価を考えると、まだまだデジタルビデオにとって代わるにはかかりそうだなと思い、とりあえずはワイド画面録画可能なDVにすることにした。
またタムロン製だという声もあるが、一応は「ツアイス」の名を冠するレンズを搭載したソニー製としたことから、今回晴れてこのホームページにも載せることが出来た。

 
SONY DCR-HC90

写真では判りにくいが、デジタルビデオはやはり小さい。液晶ビューカムの半分くらいの大きさだ。モニターも小さくてちょっと不満で、代わりと言っちゃなんだがファインダーが付いている。
ところがこのファインダーがくせ者。視度調節が付いてるのは良いのだが光学性能はお世辞にもいいとは言えず、おまけみたいなものだ。
もっとも最近のデジカメもファインダーはおまけみたいなものが多くて、コンタックスの優れたファインダーを常に見てきた者からするとがっかりしてしまう。
今回のビデオカメラにはスチル機能も付いているので、デジカメとして見ると一眼デジカメということになるのにちょっと悲しい。
まあいろいろと不満はあるが、ツアイス
T*のネームが付いているのは間違いない。
あまり期待せずに使ってみて「やっぱりツアイス」と唸らせてもらいたい。(2005.3.7)