ContaxとZeissT*のこと
第55話 常時装用のツアイス
免許の書き換えに行った。 ある程度予測はしていたことだが、ついに眼の検査に引っかかってしまった。「メガネは持っていますか?」と聞くので、「ええ、とりあえずは・・」と答えると、「メガネ着けてみてください」と言う。 結局、「これからはメガネ着けて運転してください」ということになってしまった。 まあ、ことは安全に関することなのでやむを得ないだろう。ところが、免許を貰ったら条件欄に「小特車及び原付車を除く」と書いてある。ひょっとして0.6くらいは見えていたのか?(僕は大型を持っているので視力は片眼0.5以上、両眼0.8以上でないといけない)と思うと悔しいが、まあとりあえずメガネを持っていたおかげで免許証を貰って帰ることが出来た。 家に帰って調べてみると、原付・小特は両眼で0.5以上であることが判った。つまり0.5は見えていたことになる。(ちなみに普通車は片眼0.3以上、両眼0.7以上) しかし約25年も前に作ったメガネはさすがに古い。レンズにかびこそ生えていなかったが、デザインも古いし(昔で言う「銀縁」)で、この際昔のものは予備として常用のメガネを作ることとした。 まあめったにメガネなど作ることもないので、「コンタックス仕様」にするかと考えた。 つまり、ポルシェデザインのフレームにツアイスレンズという訳だ。 ネットで見るとポルシェデザインのものでは渡哲也さんが映画で使っていたやつがいいかなあと思い地元のメガネ屋さんへ探しに行くが、取り扱いの関係か置いている所がない。メガネに限っては何回も行き来しなければならないので、地元で購入したい。どうしようか迷っていると、ふとツアイスのフレームが目についた。 「コンタックス/ヤシカマウントも無くなったことだし、ポルシェデザインに拘ることもないか?」と思い、結局ツアイスでフレーム、レンズを揃えることにした。(ツアイスイコンみたいなもんだ)。 肝心なレンズだが、クラーレット1.60ASにした。コンタックスのレンズで言えばディスタゴン35mmf1.4MMJに該当するのだろう。(レンズはプラだが・・) ASが示すとおり、このレンズは非球面レンズなのだ。 ![]() メガネ屋さんが提示したレンズは3種類で、クラーレット1.50AS、同じく1.60、と1.60ASだった訳だが、1.50ASは色収差の指数であるアッベ数が高いものの屈折率が低く重量大、1.60はディストーションが大きくて、まあ中庸な1.60ASで妥協した訳だ。ちなみにガラスレンズはフレームの関係で選択できなかった。なお屈折率だけで言えば1.67ASや1.74ASというのもあるのだが、僕の場合は強度近視ではないので、1.60くらいで充分軽く仕上がりますよというメガネ屋さんの意見に従った。 国産(アサヒオプティカル製)とは言え、さすがにツアイスのレンズは憧れだった。昔の眼鏡を作った時(眼科医の1階がメガネ屋になっていた)、レンズはどうしますかと聞かれて、その時はニコンとホヤとツアイスが選べたのだが、ツアイスがダントツで高く(当時はドイツ玉だったのかもしれない)次いでニコン−ホヤだったが、結局学生だしすぐ壊すかもしれないし高いものは勿体ないということでホヤにされた記憶がある。 現在ではレンズを日本で作ってコーティングはドイツでやるのだそうな。マルチコートということは、T* であると言ってもよいだろう。 コーティングの色はグリーン系だ。実際にかけてみると、コントラストが強く感じられる。非球面レンズのおかげでディストーションもほとんどない。 ふと、このレンズのMTF曲線はどうなんだろうと考えてしまった。やっぱりツアイスであるからして全品検査なのか?(2005.3.6) ![]() 参考:現在のツアイスメガネレンズラインナップ(単焦点)
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