ContaxとZeissT*のこと

第45話  禁断のレンズ

最初にごめんなさいと言っておかなければならないが、プラナー85mm50周年を買ってしまった。もちろん中古ではあるが・・
このホームページを始めて以来、いつかは避けては通れない禁断のレンズ群、そう、「記念レンズ」の世界に一歩踏み出してしまった。
ヤシコンマウントのレンズには記念レンズが4本5種類存在する。
まずテッサー45mmの100周年だが、これはレンズ玉自体はノーマルのテッサー45mmf2.8と同じで、鏡筒を高級化したもの。当然価格は安い。
次にプラナー55mmの100周年。これは市販品では最強と言われるプラナーだが、これを手に入れることがある意味「記念レンズを手に入れた」という充実感を味わうことが出来るのだろう。
そしてプラナー135mmは当初標準品としてラインナップされ、AEとMM両タイプが存在するが一度消滅し、コンタックス60周年に記念レンズとして再販された。記念レンズとしてはMMしかない。このレンズはポートレート最強レンズと言われている。
そしてプラナー85mmf1.2だが、最初はコンタックス50周年にAEタイプで登場した。その後、コンタックス60周年ではMMタイプになって再販された。
今回はこの50周年を手に入れた。ジャンクコーナーでじっと我慢して貯金が出来るのを待った甲斐があったというものだ。
実は今回これを買う時、60周年もあった。ところが、60周年はさらに10万以上高値で取引されている。
あまり知られていないことだが、60周年は絞りもギザギザだし、差と言えばMMであるということぐらいだ。ものの本では50周年の方が良い描写をするとも言われている。まあこんな裏話もあったので、50周年にした訳だ。
しかし、このプラナー85mmf1.2は最も使うのが難しいプラナーであるともいう。
でもここまで来ればあとは使ってみるしかない。ガンガン使って「マイスターオブプラナー」と呼ばれるようになってみたい。


ん〜やっぱり綺麗。だけど重い・・プラナーマイスターへの道は遠い