ContaxとZeissT*のこと

第23話  ビオゴンのファインダー

Gシリーズのビオゴン21mmを手に入れてから2本ほどフィルムを使った。
まだ慣れていないという点から、思ったような写真になっていない。
まず気が付いたのはカメラを持つ角度のせいもあり鉛直方向が正しく表現されていないものが多い。
それというのも、22話で書いたようにファインダーでは樽型のディストーションが出るのだが、実際の画像ではそれがないのだ。さらにファインダー視野率とパララックスの関係もあり、これはかなり経験を積まないと思った物が撮れないと判断した。
そこで、常時ビオゴンを取り付けるようにしてみたのだが、ここでひとつ問題が発生した。
レンズを付けっぱなしということは、ファインダーも付けっぱなしということ。
ホロゴンを付けた時にはわざわざ専用のケースがあるのだが、ビオゴンには設定がない。
つまり、現在は袋のようなものに入れているわけだ。
しかし、レンズキャップはあるものの、ファインダーにはキャップがない。これはいかがなものかと単純に思った。実際に写るレンズでないし気にすることとないと言われればそれまでだが、埃も付く。何かないかなあと思ったが、「キャップ作ってやればいいじゃないか」と思い立った。そこで製作したのがこの「ファインダーキャップ」

ビオゴンファインダー用キャップ

どうです以外といけるでしょう。まあ、他の人で自作している人も居るでしょうが、これはコダックのフィルムケースのキャップを加工すると丁度ぴったりなんですね。わざとこのサイズにしてあったかと思うくらいです。
これでウエストバックにそのまま押し込んでおくこともできるようになった訳で重宝している。
レンジファインダー最大のミスである、レンズキャップ外し忘れも未然に防げて一石二鳥。