編集・発行 ShinZan
THE MOEMO DAYORI Speciale 第42号 2005(平成17年)6月15日
万博と金シャチ
今年は2005年、万博が開催されている。
もう大阪万博から35年が経ったわけだが、当時8才だった僕は万博をよく覚えている方かもしれない。
迷子札を付けられて見学したこと、アメリカ館に入りたいとだだをこねたが、アメリカ館の周りを3周もしている行列に諦め
て月の石を見られなかったこと、ロシア館でヴォストーク宇宙船に感動したこと。スイス館がパビリオンに見えなかったこ
と、2回目には雨でエキスポタワーが揺れて怖かったこと、日本館に月の石(月からの隕石)があったのに誰にも信じても
らえず憤慨したこと。太陽の塔の中がおどろおどろした異様な空間だったこと、道行く外国人にサインを貰ったこと・・
でも今でも記憶が甦って来るほど、あの万博はすごいものだったと言える。
そして今年の万博は、丁度真ん中の子供が8才だ。ということは35年後にも記憶は残っているはず。一番下の子は2才
なので証拠写真でしか記録に残せないだろう。
いずれにしても、6月11日に万博に行ってみた。しかしながら、我が家の者たちはあまり万博に思い入れがないようだ。嫁
さんなどは大阪万博に行っていないのでよけいに興味がないのかもしれない。人込みが嫌いということもあるのだろう。
今回は、たまたま叔母さんが万博会場のすぐ近くに住んでいて、そこに泊めてもらって行くことにしたのだった。
この泊まったところがまたすごくて、まさに「サツキとメイの家」なんである。

というか、実は本物の白川郷から移築した合掌造りの家に泊めてもらったのだ。もうこれだけでサツキとメイの家の抽選か
ら漏れたのがチャラになったようなものだ。
まあ荷物を置いて、早速万博へ出動してみるが、荷物検査だけで1時間以上かかってしまった。
万博のベテランである叔母さんに引率されてまずマンモスの券を取るが、14:40の回だった。この時点ですでに10時、赤
十字館に入ったら11時を廻っていた。雨も降っているので早めに昼食を食べてしまうことにする。
アメリカ館は大阪の時のような目玉商品がないので今回はパス。メキシコ館や国連館に入る。まだ時間が若干あるので、
パプアニューギニア館やインドネシア館にも入ってみる。
そうこうしているとマンモスの時間も迫ってきた。人混みをかき分けるようにして入り口に来たが、約3名がはぐれてしまった。
嫁さんたちを残して探すと違う入り口で叔母さん発見。とって返してとりあえず先に入っていてもらう。再び走ってやっと叔父
さんたちと落ち合った。あわててゲートをくぐり間一髪セーフ。嫁さんたちはエスカレータのところで待っていてくれた。
今回のマンモス券はブルーなので大スクリーンの映画を見せてもらう。本当はオレンジの方が良かった。なんといっても月の
石が再び展示されているのだ。つくづく月の石には縁がないのだなと思う。
映画のあと、いよいよマンモスだが立ち止まり防止のため、通路が動く歩道になっていて機械的に見せられたという感じだ。
すごいなとは思ったけどね。
マンモスを見たらもう嫁さんたちは帰りたがっている。叔母さんは「あんただけ気楽に見ておいでよ」と言うので、そうすることに
した。家の者はもう十分だという顔をしている。
時間はまだたっぷりあるが、会場が広くて歩くのが疲れる。とりあえずJR館へ行くが3Dシアターはすごい行列。そうそうに諦
めて、リニアモーターカーの中だけ見学する。これは世界記録581km/hを出した車両そのものだということで、ちょっと感動。

その後、サツキとメイの家を遠巻きに見に行く。稲荷前のバス停もあった。

サツキとメイの家の周りは遊歩道になっていて、日本庭園を巡って戻るコースになっているのだが、お天気が良ければいい
散歩道だと思う。池の畔では遠くにパビリオン群が見える。

その後は、イタリア館へ行く。やっぱりイタリア好きとしては押さえておきたいパビリオンだ。

イタリア館はさすがにデザインの国だけあって、モダンアート溢れる美術館のような演出がすごくて、感動もの。
アテンダントのおねいさんも美人ぞろいで愛想が良く、好感が持てる。やっぱりイタリアはいいな。
その後ギリシァ館にも入ったが、ちょっと疲れたのでダラダラとロシア館方面へ向かう。

ロシア館はマンモスの骨格やスペースシャトル、その他飛行機や計測装置などいろんなものが展示してあった。
イメージとして万博っぽい展示だ。
ずいぶん歩いたので疲れた。帰りはゴンドラでゲートまで帰った。
帰って夕飯をよばれて風呂から出るとすぐ寝てしまった。雨のせいか涼しくて快適に眠れた。
朝になり、朝食を食べて早めに出発。今日の目的は「金シャチ」だ。実は万博を記念して20年振りに金シャチが屋根
から降臨しているのである。おまけに「金シャチタッチ」と称してしゃちほこを触らせてくれる。
開門前に並んで、早く入ることが出来た。シャチホコは雄と雌があるのだが、1回でどちらか片方しか触れない。
どうせなら両方触ろうと雌を触ったあとすぐにまた列に並び、雄も触った。その後ドームから両方を比較して見てみた。
雄のほうがちょっと大きく、黒目が真ん中にある。雌は黒目が前に寄っていて、切れ長の目に似せてあるようだ。
ドームから出てお城を見てみるとシャチホコの載っていない名古屋城というのは不思議な光景だなと思った。

その後、「シャチホコ金箔張り体験」の券を入り口でもらっていたので、子供に金箔を張らせてみた。
これはシャチホコが屋根に戻った後、レプリカとして展示するためのものらしい。本物は分厚い18金のウロコがボルト
止めされているのだが、レプリカは金箔張り仕様。でも子供たちにはいい想い出になったろう。
ちなみにこのレプリカは黒目の位置から雄なのが判る。
こうして1泊2日の「万博金シャチツアー」は終わった。疲れた。
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